外交政策 2016 12 3

 親中政権だったオバマ政権が終わり、
トランプ政権が始まろうとしていますが、
現時点では、どのような外交政策になるか、
輪郭は、はっきりしていません。
 さて、南シナ海で行なわれた「航行の自由作戦」については、
日本のマスコミでは、
さもオバマ政権の手柄のように報じられていましたが、
事の真相は全く違います。
 連邦議会で、共和党のマケイン上院議員から、
再三再四、厳しく指摘され、促され、
政権末期になって、やっと重い腰を上げたというのが、事の真相です。
 オバマ政権としては、中国の機嫌を損ねたくないから、
「航行の自由作戦」は実施したくなかったのに、
連邦議会の圧力に負けて、渋々ながら実施したというところでしょう。

川柳の日米関係 2014 1 4

 私は、2014年1月3日になって気づいたのですが、
2013年12月22日の日本経済新聞Web版には、このような記事がありました。

「倍返しできぬ甘ちゃん米大統領」

「倍返しできぬ甘ちゃん大統領」
 2013年を振り返る「世相川柳」に、こんな作品があった。
倍返しできない「甘ちゃん大統領」は、だれか。
オバマ大統領らしい。
(引用、以上)
 2013年の人気テレビドラマ「半沢直樹」では、
主人公である半沢直樹が、
「倍返し」という「2倍の報復」を示唆するセリフを言うことによって、
強い相手に対して、抑止力を発揮するという場面がありました。
 このテレビドラマは、
いつの間にか、中国に「輸入」され、
中国においても、人気ドラマとなりました。
 事態は、深刻です。
このような川柳が、外交関係者によって作られたならば問題ありませんが、
日本の庶民が作ったとなると、事態は深刻です。
 日本の有権者は、とっくの昔に、
オバマ大統領の本質を見抜いていることになります。
 これでは、日本政府の外交の選択肢が狭くなってしまいます。
日本の有権者が、オバマ大統領のことを、
「倍返しできぬ甘ちゃん大統領」と見なしているならば、
安倍首相が取り得る選択肢も狭くなります。
下手なことをすれば、有権者からの突き上げがあるからです。
 温厚な日本人が、オバマ大統領を「甘ちゃん大統領」と思っているならば、
当然、中国では、多くの人民が、そう思っているでしょう。











































































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